3Dプリンター故障(サーミスタ)
精度に不満のある3Dプリンターを使用していますが、自作のCoreXYに挑戦したく、この3Dプリンターにはもう少し頑張ってもらおうと思っていた矢先トラブル発生。
経緯
一度全てバラし組み立て直したのでテストプリントしようと小さな物をプリントしていました。
いつもよりノズルの温度の上がり具合が遅いなと思いつつ眺めていました。
やけに臭いぞ(・・;)使用したフィラメントはPLAの白でしたが、ノズルから出て来たのは少し茶色掛かったPLAでした。
これはおかしいと思いノズル温度を200℃から190℃に下げましたが変化はありません。さらに温度を下げてもフィラメントは溶けています。というより沸騰している様にグツグツなっています。
これはおかしい( ̄◇ ̄;)
原因
とにかくノズル周辺に原因があると思いエクストルーダーと共に取り外しました。
この3Dプリンターはノズルの温度を計測するサーミスタがテープで固定されているタイプでした。
こんなテープで固定されていました。
しかしテープが緩みサーミスタが浮いている状態だった為、正確に温度が測れていなかったようです。
これはテープを剥がした状態です。
念の為サーミスタの抵抗を測ってみると103.9kΩありました(気温30℃くらい?)。元々の値が分かりませんが、3Dプリンターのサーミスタを検索してみると100kΩの物が多くあるのでこの3Dプリンターも100kΩ仕様なのでしょう。
解決
ポリイミドのテープを購入し固定しました。
元々どの様になっていたのか覚えていませんが、ヒートブロックの穴の中にサーミスタを入れてグルグル巻きに固定しました。
少しすすが出ましたが、テストプリントも問題ありませんでした。精度には難ありですが…。
皆さんもノズル温度の上昇が遅いなと感じたら同じ様な症状かもしれませんよ。火事になる前にチェックしましょう( ̄Д ̄)ノ