ルアー製作
バルサを使ったルアー製作です。今回の目的は塗装なのでルアーとしての性能は考慮していません。
材料に転写
薄いプラ板を型にしました。型を作っておくと量産する場合楽になります。
それと上手く出来た時のものが再製作しやすくなると思います。
バルサにルアーの形を描き写します。
切り出し整形
描き写した線に沿ってカットします。バルサはとても柔らかいのでカッターでも簡単に切れます。柔らかいので爪で痕を付けたりしないよう注意してください。
複数同時に作る場合、合い番号を付けておくと組み間違いしないと思います。
糊などで仮に貼り合わせてやすりで形を整えます。
また半分に割りアイを付けます。このアイは一本の針金を曲げて作っています。ねじ込み式のアイの場合抜けることがあるようです。
アイの分バルサを彫りこみます。あまり無駄に隙間を作ってしまうと後々ひどいことになります。隙間には接着剤を流し込んでおきます。
目の部分も彫り込んでおきましょう。
ディッピング
バルサへの水の吸い込み防止や強度アップの為にディッピングをします。
ディッピングとはドブ漬けのことです。今回ディッピングにはセルロースセメントを使用しました。
このセルロースの説明には6~10回ディッピングするように書いてありました。
アルミ貼り
うろこ模様を付けたアルミ箔を貼ります。
アルミ箔の模様は粗いやすりになじませて付けました。
このセルロースには薄め液があり、これを塗ることでセルロースを溶かすことができます。そうすることで溶けたセルロースがアルミ箔を貼りつける糊になります。
エラなどを付ける場合アルミテープを使うと厚みがあるのでいいと思います。
再びディッピングします。アルミ箔と貼っていない所の段差が無くなるまで繰り返します。
塗装
いよいよ塗装です。エアブラシで塗装します。
塗料はタミヤのアクリル塗料を使用しました。
背の部分だけ塗装する場合このようにすると楽にできます。
模様やヒレなども同様に行います。
下に敷いている黒いものは100均にあった猫除けです。
塗装完了です。
仕上げ
トップコートをします。
セルロースでトップコートをする場合、セルロースは下地を侵食し色流れしてしまうのでクリアを何度か塗装しておきます。
今回クリア塗装していましたが見事に色が流れてしまいました。アクリル塗料じゃあ弱かったかな…。セルロースではなく2液ウレタンなどで仕上げた方が良いかもしれません。
そしてアイの部分の隙間から気泡が発生しシワになってしまいました。
ちなみに目もポッティングで自作して付けました。