レーザー焦点実験2
焦点距離が変わるとスポットはどう変わるのかという実験で、前回は焦点距離70mmまでしかやらなかったのでさらに短くなるとどうなるのかを見ていきます。前回はこちら。
焦点距離70mm以下
前回はフォーカスレンズをいっぱいに締め込んだところから1mm緩めたところ、2mm緩めたところでそれぞれ焦点距離が160mm、70mmでした。
さらにもう1mmつまり3mm緩めた場合どうなるのか見てみましょう。

70mmよりスポットの形がよくなった気がします。焦点距離は50mmです。

焼いてみました。やはりスポットは0.2mmといったところです。
念のためもう1mm緩めてテストしてみました。焦点距離は38mmくらいでスポットはそんなに違って見えませんでした。
それでどうする?
レーザーは焦点距離が短いほうが集光スポットが小さくなり焦点深度が短くなるそうです。焦点距離が長いほうがカット向き、短いほうが刻印向きといった感じです。スポットが小さいほうがエネルギー密度も上がるので高速で(というほど早く動かせないが)加工できるみたいです。刻印がメインなので焦点距離は50mmで行こうと思います。本当はもっと短いほうがいいのでしょうがスポット周辺に集煙装置を付けたいのと、あまり緩めるとフォーカスレンズのねじがなくなるので(-_-;)
注)今回の焦点距離は実際のレンズからスポットまでの距離ではなくヒートシンクの端面からの距離です。つまり実際は焦点距離とは異なります。