自作卓上フライス盤
前回のミニCNCフライス盤の反省を活かし、手動の卓上フライス盤を製作しました。樹脂、木材がサクサク削れて、アルミも切り込みを浅くすれば加工可能というのが目標です。
ボール盤と高速カッターくらいしか使える機械はありません。溶接機はあるのですが、溶接した後切削工程が必要となるので今回はボルト止めで製作しました。
コラム
複数の部品で組み立てるとなると、きちんと部品精度を出さないと増えれば増えるほど狂っていきます。本当はベースにコラムを立てて、ベースにテーブルを据えるようにしたいところですが、今回はシンプルにするためコラムにテーブルを取り付ける形で行います。
コラムには150×100の角パイプを使用しました。これにLMガイドを取り付けZ軸とします。
XYテーブル
リニアシャフトを使って一から作ろうかと思っていましたが、加工が大変なのでやめました。
XYテーブルは市販品を使用しました。Amazonで購入した中国製のものです。
テーブルをコラムに組み付けるため、アングルと鉄板を組み付けます。
Z軸
スピンドルもAmazonで購入しました。モーターの根元側では芯ブレが0.01mm以下でしたが、エンドミルを付けてエンドミルの軸を測ると0.09mmも振れていました。
送りねじはM8の寸切りボルトです。送り機構の部品は3Dプリンターで製作しました。ハンドルも作らないと…。
テスト切削
先ずは木材
続いてアクリル
そしてアルミ
まとめ
まあ何とか使えるものができたかなと思います。3Dプリンターで出力したものも若干は反ってしまいますので、フライス盤で修正ができるようになりました。アルミは加工可能というよりはできないことはないといったところです。
Z軸のバックラッシュとスピンドルの芯ブレを改善すればもう少しましになるかなと思います。次はCNC機の製作にチャレンジしたいと思います。