えべす屋工房

色々なモノを作ります

エアコンプレッサーの圧力スイッチ故障?

只今、ホイールを塗装中で初めての2液ウレタン塗装に挑戦中です。ですが今回の内容は塗装ではありません。塗装中に起きた?起こした?トラブルについてです。

トラブル

前日までは気にならなかったコンプレッサーからのエア漏れが発生しました。それもなかなかの量漏れていました。

もう少し大きい物も持っているのですが畑近くで青空塗装しているので移動が楽なこちらを使用しています。タンクが小さいのでエア漏れは致命傷です(´;ω;`)

圧力スイッチという物の下辺りから漏れている感じがしましたので、全然知識もないのに分解してしまいました。ネットを見れば組み立て方が分かるかと思ったのですが全然見付かりません。それどころか分解しないでくださいというものでした。

逆止弁のゴミが原因というエア漏れもあるそうです。調べてからやれば良かったと後悔(T ^ T)

諦めてその晩Amazonで注文しましたが、翌日試しに組み直してみると使えたので急いで注文キャンセルしました。

組み立て

誰かの役に立つかもしれないので組み立て手順を残しておきます。と言ってもこうかな?こうかな?と組み立てたので正しいかどうかは分かりません。その辺りはご理解くださいm(_ _)m

まずはこの端子のついた部品に他の部品を組み込んでいきます。

真ん中にプラスチックの部品を差し込みます。この部品がバネ端子?を押し上げてコンプレッサーが停止するようです。

真ん中の調整ネジとバネを入れて、レリーズバルブの為の部品を組み込みます。

このレリーズの部品にはバネを取り付けるのですが、一旦外してしまった為取り付けの向きがどちらだったか分からなくなってしまいました。ですが他の圧力スイッチを見るとこちら向きに取り付けられているように見えたのでこの写真のようにしました。

そしてこの何という部品か分かりませんが蓋を乗せます。

ダイヤフラムを取り付けます。この辺りの写真をあまり撮っていませんでした。この枠に組み込む時に忘れずにスイッチレバーも上手く組み込みます。ゴムの真ん中に少し痕が見られます。

台座部分にネジが切ってあるのでこれを取り付け4ヶ所ネジを締め付けます。一応対角に締めていきました。先程のダイヤフラムのゴムの跡は恐らく真ん中のエアーが出る部分のバリの所為だと思います。ここから破れそうだったのでヤスリでバリを取っておきました。

そして一番大変なのが矢印の所にバネを引っ掛ける事です。ラジペンで摘んで頑張って引っ掛けました。

分解した時にこちらの2〜3mm程度のプラ片が出てきましたがどこが欠けた物か分かりませんでした。これが悪さしていたのか何なのか…(^◇^;)

調整

とりあえず使えるようになったのかどうか確認の為、調整ネジはユルユルでいつでも電源を落とせる体勢で電源を入れました。

無事に止まって再起動する事を確認出来たので圧力の設定を行います。

この2つのネジで調整します。-ネジを調整すると停止圧力と起動圧力が同時に変化します。+ネジの方は停止圧力が調整できます。

このコンプレッサーは中古で購入した物だったのですが、停止圧力と起動圧力がいくつになっていたのか見ていませんでした。

スイッチカバーの裏側を見るとCUT-IN PSI 80、CUT-OUT PSI 115と書かれているので起動圧力約0.55MPa、停止圧力約0.79MPaという事なのでしょう。

コンプレッサーに付いている圧力計がkg/cm2表示なので5.6kgf/cm2と8kgf/cm2に設定したいと思います。

まず-ネジで起動圧力を設定しました。それから+ネジで停止圧力を設定したのですが、ネジをいっぱいまで締めても8kgf/cm2まで届かず7.5kgf/cm2程度までしか上がりません(´;ω;`)ネジを締め過ぎたのかプラスチックが割れた痕があります(私が割ったのではありません)。それに停止圧力を上げるとレリーズバルブを押す部品の動きが悪くなりコンプレッサー停止後少し手で動かさないと跳ね上がりません。このレリーズバルブが作動しないと配管の中に圧力が残り起動時にモーターへ負荷が掛かってしまうようです。組み立て方が悪かったのか物が古いからなのかは分かりません。

レリーズが動作する程度まで停止圧力を下げて使用しようかと思いましたが「えいや」とラジペンでここの部品を摘んで気持ち反時計回りに捻ってみました。ピンは触っていませんよ(・ω・)(「ひねる」と「ねじる」って漢字が同じなんですね。)

何という事でしょう。+ネジをこのくらい緩めていても停止圧力が8kgf/cm2まで設定できるようになりました。さらにレリーズも動作し停止後に「プシュー」となるようになりました。ただタンク内圧力が上がって来て停止前にレリーズの部品のみがカチッと予備動作するようになりました。この時レリーズバルブのピンは押されていませんので問題ありません。

まとめ

設定圧力で無事動作するようになりました。無駄な出費をせずに済みました。ニップルはキャンセルが間に合わなかっので数百円掛かりましたが…。

圧力スイッチの下からのエア漏れは何だったのか…。

しかしまあ今回の事でコンプレッサーについて色々調べたので今後トラブルが起きても自分で対処出来そうです。数百円は勉強代だと思っておきます( ´ ▽ ` )ノ

2023年3月11日追記

後日使用しようと起動させると再び圧力スイッチのフランジ部からエア漏れしていました。

再び分解してフランジのダイヤフラムの接触部をサンドペーパーで磨きました。ネジ部のバリも取りました。

ダイヤフラムを確認しましたが傷んでいる箇所は無さそうでした。

密着度が上がるかと思いダイヤフラムとフランジの接触する所にシリコーングリスを塗ってみました。

確認せずにバラしたので分かりませんが、フランジとダイヤフラムの間からのエア漏れは矢印部のネジが緩んでいたのかもしれません。振動で緩むことがあるかもしれません。

今回再々組み立てをしてエア漏れは止まりました。再び漏れることがあればここのネジを確認してみようと思います。

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