渦巻ホーン(MITSUBA TRAD)を分解・修理
水が入ったか何かで錆びて故障したホーン。分解して修理してみました。
今回修理するのはMITSUBA製のTRAD SL-41です。SH-41はなるので問題なし。SL-41は無事鳴るようになるでしょうか(-.-)
分解
早速開けてみましょう。
ロゴバッジを剥がすとネジが現れこれを取ると、ドーム部分が外せます。
ラッパ側が錆びています。ラッパを下に向けて装着していたそうです。私の予想では結露した水がドーム(黒いお椀)の下部に溜まって錆びたのではと思っています。
ネジを回そうとしましたがいくつかは固くて回りません。556を吹いてみましたが回りません。錆びて回らないのか、ロックタイトのような物が塗布されているのか…。
SH-41の方のネジを緩めてみると簡単に外せました。どうやら錆付いて緩まないようです。
錆取りをしようとクエン酸を溶かしたお湯に浸けてみましたが、あまり錆が取れていませんし緩みません…( ;∀;)
結局ネジの頭を飛ばして開放しました。ネジが死んでしまった所はナットを使って締めることにします。
状態
見事錆が出ています。砂のような物も付着しています。何でしょうかね?
清掃
見事に錆びています。穴は開いていないので大丈夫でしょう。
クエン酸を溶かした水に浸け置きして錆を取ります。ブラシやスクレーパで擦りました。錆びていたので表面が凸凹しています。
ペーパーやすりで均してブルーマジックで磨きました。まあ良いんじゃないでしょうか(^^♪
パッキン作製
パッキンがボロボロになってしまったので作製しました。しかし材質が分からないので0.5mmの厚紙で作りました。本当は1mmくらい欲しいところです。
レーザーでカットしました。こういう時はとても便利ですね。手で切るのは大変です。しかし失敗してひとつしか作れませんでした( ;∀;)
ただ紙を挟んでいるだけだと直ぐ駄目になりそうなので靴用の防水スプレーを吹いておきました。果たして効果があるでしょうか。
内径はもっと大きくても良かったな(-.-)
組み立て・テスト
レーザーで切ったので穴位置はピッタリです。
ロゴバッジもクエン酸水に浸けたので金メッキが剥がれ銅色になってしまいました。やるんじゃなかった(´・ω・`)
皆さんお気を付けください。
そして無事鳴りました(^^)/「ヴぉっ」って感じです。しかし元の音を知らないので音質については分かりません(*´Д`)