自作CNC4号機-3-スピンドル製作
久しぶりの更新となってしまいましたが製作を諦めた訳ではありません。腰が重たいだけです(´;ω;`)すみません。
3号機のX軸と一体になっていたZ軸の重量は4.6kgもありました。これほど重たいとトルクの弱いモータでは昇降するのは無理ですね。降りても昇れません(>_<)
スピンドル部はアルミ板も含めると約2kgあり、モータだけでも900g以上ありました。
今回は軽量化を目的に製作しました。
コレットチャック
今回のスピンドルは初号機で使用していたコレットチャックとベアリングを再利用します。
こちらです。
しかし、ずっと放置していたので錆が出てしまっています。そこで酢を使って錆落としをしました。
酢で錆落とし
錆びています。
このように中もサビサビです。
ストーブの上で温めた酢の中に部品を入れます。本体を入れた写真がないのでこちらで…。
取り出してティッシュで拭いてみると、あらまあ綺麗。
中も綺麗になりました。
しかしナット部分は色が取れてしまいました。
紅茶で黒染め
濃く煮出した紅茶と酢で黒染めができると聞いていたので前々からやってみたく、ナットの黒染めをしてみました。
結果から言うと失敗しました。失敗というか出来ませんでした。
7(紅茶):3(酢)で黒染め液を作りました。紅茶に含まれるタンニンが反応して黒くなるとか。タバスコのような匂いがする気がします。
しかし、一晩浸けておきましたが変化はありませんでした。
紅茶の黒染めは炭素に反応するらしく炭素鋼でないと上手くいかないとか。
このナットには炭素が含まれていなかったのでしょうか。そういうことにしておきましょう。
液はまたの機会に使用します。
スピンドル組み立て
錆は落とせたので気を取り直して組み立てていきます。
まずはメインパーツです。こちらに…
こちらのベアリングを圧入します。
こうなって…
こちらのカラーを入れ…
もう一つベアリングを圧入します。
ベアリングの抜け止めを取り付けます。キャップボルトの方が良かったのですが安かったので六角ボルトになりました。
コレットチャックにギアをはめ込みこうなりました。ギアは上部に取り付けようと思っていましたが、ベアリングが開放タイプなのでガードとして下部にしました。
白いギアの上に少し見えているのはシャフト止め?で、上下挟んでシャフトの抜け止めをしています。
モータにギアを叩き込んでいると、軸が動くようになってしまいました。回ったのでとりあえずは良しとします。
重量は542gです。取り付けプレートとブッシュホルダーが付いても700gはいかないでしょう。これなら昇降出来ると思います。
次回は組み立て完了してから更新します。しばし待たれよ(>_<)