自作CNC3号機-9-ベアリングホルダー再製作
以前プリントしていたベアリングホルダーでは問題があったため作り直すことにしました。
ベアリングホルダーの問題点
元々の設計だとスペースの問題で一部のベアリングホルダーは側面に取り付けるようにしていました。
このタイプです。
しかしベアリングにはスラスト方向の荷重が掛かるので、ホルダーが浮き上がってしまいます。
テーブルの設計を変更したのでスペースができ上面取り付けタイプが使用できるようになりました。
このタイプです。
しかし、ベアリングをはめ込むことでトップの開口部が開き、底面に影響が出てしまいます。
さらにベアリングの抜け止めがないので、スラスト荷重が掛かるとベアリングが抜けてきます。
改良版ベアリングホルダー
問題点を改良して作ってのがこちらのホルダーです。
開口部を横に持ってきて底面への影響を無くし、ビスで抜け止めをしています。右下にビスがついていないのは、位置が悪くビスを締めるとベアリングが左上に上がっていってしまうからです。
まだ問題はありますが削り出しで製作するまで保てばOKです。
台形ネジ加工
送りネジに使用する台形ネジの両端を旋盤で加工しました。ベアリングで保持する部分はφ10にして、モータとカップリング接続する部分はφ8にしました。
M10のネジをダイスで切りナットでベアリングのスラスト方向の固定をします。