自作CNC3号機-7-なんちゃってタップ作製
今回のCNCは台形ネジを送りネジにしているのでナットを3Dプリンタで製作しました。3Dプリンタの精度が悪いのでナット製作にはタップが必要です。ネットを見るとネジ切りタップを自作されている方がおられたので簡単に出来ると思っていました。しかし、そうはいかないものでして失敗も含めてどうぞ(^-^;
台形ネジタップ作製
余った台形ネジでネジ切りタップを作製しました。
小型の旋盤を借りてネジに適当なテーパを付けグラインダーで溝を掘ってみました。
上側の溝は失敗の跡です。最初はグラインダーでテーパもやっていたのですが、上手くいかなかったので削り落として反対側を使用しました。
使えたかどうかは後ほど(`・ω・´)
送りナット1
最初はタップ製作を甘くみていたので、下穴の状態で3Dプリントしてネジを切ろうと思っていました。
使用する台形ネジはMonotaROのNTR12というやつです。下穴はφ10にしていました。
では先ほどの自作タップでネジを切ってみます。
こんな感じになりました。実はこちら途中までしかネジが切れていません。硬くて諦めました。
おそらく自作したタップの溝幅が狭いことが原因かと思います。切粉を逃し切れずに詰まってしまうのでしょう。それと溝が狭いということは、刃の部分の幅が広いということで抵抗が大きくなってしまっているのだと思います。
送りナット2
一からネジを切ることは諦めネジ部も3Dプリンタで作製することにしました。
とても糸が引いています( ´_ゝ`)
先ほどのタップでさらってみましょう。
ネジをさらうことは出来ました(*´∀`*)
まとめ
あんなタップでもさらう程度は出来る事が分かりました。将来的にはPOM材で送りナットを作製したいのでタップも修正するか作り直すかしないといけないでしょう。
1度作製すると今後どうすれば良いか勉強になります。失敗は成功までの過程だと信じて進むしかありません( ̄ー ̄)
組み立てが進むと悪いところがはっきりとしてきてなかなか進みませんが(´;ω;`)
もうしばらくお付き合いくださいm(_ _)m