椿油を搾ってみる
庭に椿の木があり毎年実をつけては落としてを繰り返し何にも使われていませんでした。せっかくなのでその種を活用し椿油を作ってみることにしました。結果から言うと失敗しました。失敗の過程をどうぞ。
下準備
収穫した実は干しておいて乾燥させておきました。しっかり乾燥させれば種を取り出すのも簡単になります。

カラカラになった実のみ。

こちらが取り出した種です。

294gありました。これからさらに中身を取り出します。

地道に殻をプライヤーで割っては取り出しを繰り返し(;´д`)アーモンドみたいです。

少しでも不純物がない方が良いかと思い、薄皮を剥がすために水に浸しました。(この作業は不要だったようです、薄皮はそのままでもOK)

豆感が出てきました。185gあります。だいぶ減りましたね( ゚д゚)
これで下準備完了です。
すり潰す
この状態から圧搾機などで絞ると良いのでしょうが、ないので手絞りになります。搾りやすくするためにすり潰します。

電子レンジでチンして柔らかくしました。(チンせず乾いた状態のものをすり潰した方が簡単だったかもしれません)

すり鉢とすりこぎで潰していきます。

潰して…。

潰す。もうこんなもんでいいか´д` ;
搾る準備
すり潰した後、ガーゼなどに包み蒸したら手でも搾れたみたいです。
ここからが失敗です( ゚д゚)

少し水を入れて煮込むことにΣ(゚д゚lll)(あー、もう面倒なことに)

煮込んでいる間にニンニク潰し器を発見。

塊の大きいものを入れ…。

マッシュ!!

グツグツ煮込み…。

水分を飛ばしていきます。

ある程度水分が飛んだのでいよいよ搾ってみます。
搾ってみる
手ぬぐいで搾ってみました。

お、結構出たぞ!でもこれほとんど水なんですよね( ゚д゚)
これから水分を飛ばして油のみにします。

鍋に戻して…。

グツグツ…。

油っぽくなってきました。でも思っていたよりもドロドロ( ゚д゚)

何か違う…。ドロドロ過ぎて濾せない。
やり直し
もう失敗ならもっと思い切ってやってみよう。もっと水を入れて上澄みをすくって油を採取してみます。

先ほどの茶色い油と搾りかすを再投入。このコーンスープから上澄みをすくっては煮すくっては煮を繰り返します。



数回繰り返し水気を飛ばします。

再び粘度が出てきました。

キッチンペーパーでは濾せません。漉さずにそのまま容器へ。

結局できたのは最初とそんなに変わりません。
一応舐めてみました。……( ゚д゚)
舌が痺れます。まずい!味もまずいが別の意味でもまずい気が…。
まとめ
上手くいっていればパンにでも塗って食べてみようと思っていたのですが、毒性があるのかと言わんばかりの味になってしまいました。着火剤にでも使おうか。
今回の失敗を通して椿油がなぜ高級なのかよく分かりました。来年リベンジすることがあれば圧搾機を作ることにします。
手で搾ってみようと言う方はガーゼなどを使うやり方をお勧めします。