自作CNCのスピンドル静音化
CNC4号機は何とか稼働し、アクリルの切削等は出来るようになりました。
しかしギヤ駆動のスピンドルは「ギャーギャー」とうるさいのでベルト駆動に変更することにしました。
現状
以前のスピンドルの記事を書いた時とはギアの形状が違います。騒音の原因が歯の形状にあるのかなと思い、歯の数を減らし大きくしてみましたが結局うるさかったです。
3Dプリンタの精度が悪くプリント品が歪んでいたのでギア同士が近づいたり離れたりしていました。その衝撃音が騒音の原因だと思います。ギア駆動ではどの道限界があるでしょう。
プーリー製作
CNC自体は稼働するのでベルトを掛けるプーリーをCNCで製作することにしました。
5mm厚のアクリルから切り出しました。バックラッシュが大きいので多少歪んでいます。
ギア駆動の時は1(モータ):2(コレットチャック)で減速してトルクを上げていましたがベルトの長さの都合で1:1.5位になっています。
アクリル接着剤を使って組み立てました。ベルトが掛けやすいように片方はボルトで組み付けます。
プーリー取り付け
ギア駆動の時は、モータ側のギアは差し込んでアロンアルファで固定していたので今回はセットネジで回り止めをします。
駆動ベルトにはOリングを使用します。切れてもホームセンターですぐに手に入るのでお手軽です。
取り付けてみたところベルトが思っていたよりも緩いので滑りそうで怖いです。
モータ側のプーリーをもう少し大きくして1:1位にしようかと思います。
なにわともあれスピンドルの騒音は無くなりました。これで切削音が聞こえるのでどのくらいのスピードで削ると良いか探りやすくなりました。